About POD Wealth Management「私の想い」 楠木茂

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ゴードン・ゲッコーに憧れた男がウェルスマネージャーに転身

世のなかにある証券会社やファンドにおいて、時間をかけ親身になって資産形成を考えてくれる人は、いったいどれほどいるのでしょうか。資産運用と聞くと「短期的に大きく儲ける」というイメージがついて回ると思います。映画『ウォール街』に登場するゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス演)などはその典型でしょう。日本のマーケットにおいても彼のような地位に憧れを抱く人はたくさんいますし、実際に自分もそうでした。

資産を運用する側が、なぜ短期型の商品ばかりを提案するのか? それは証券会社の給与が歩合性であることに起因しています。業界の構造は、単年度での売り上げに対して何パーセントのボーナスを得ることができるかという仕組み。つまり、お客さまのためよりも「自分のため」というマインドのほうが強い。

POD Wealth Managementは、グループ全体として収益を上げていく仕組みになっているので、収益が私自身のポジションや給与にヒモづくということはありません。短期的な手数料を稼がなくてもいいというシステムは、とても大きなメリットと捉えています。

お客さまの大切な資産を預かるにあたり、算数だけをしているわけにはいきません。将来的なビジョンはもちろんのこと、性格、趣向、家族構成などパーソナルな部分をすべて共有させていただいたうえで、最適なプランをご提案します。たくさんの修羅場をくぐってきた証である「資産」をお預かりするということは、数字だけでは計り知れない大きな責任を伴います。

私が目指す理想の資産運用とは、お客さまが安心して、そして長きにわたって社会で活躍できるようサポートすること。これまで培ってきた知見とネットワークを駆使し、人生を全力で支援させていただけることは、最大の喜びであり、心の底からのやりがいを感じます。

たとえば、アスリートをサポートする人は、選手が結果を出したときに一緒に喜ぶことができます。資産運用ではそういった機会というものはなきに等しい。全力を注いでいながらも、一見すると地味かもしれません。それでもお客さまの「人生そのものをお預かりしている」という誇りは、どの業種よりも強く持っていると思います。どんな些細なことでも共有できる関係性を築き上げていく、この行程にこのうえもない喜びを感じます。

About POD Welth Management「私の夢」

Profile

SHIGERU KUSUNOKI

Steve 楠木/Steve Kusunoki Partner, Wealth Management Managing Partner / 代表取締役、POD Wealth Management, Inc.

Steve Kusunoki has over 20 years of experience in finance including serving as Director of Advisory team at UBS Wealth Management, as well as holding various investment banking and corporate finance roles at UBS, Mizuho, Sony and Alternative Investment Capital Limited.

He earned a BA in Policy Management from Keio University in 1997 and an MBA from the University of Chicago in 2006.

Steve is an avid fan of the “Bad Boys” Detroit Pistons, struggling to balance between pumping iron and marathon running, and an owner of an Italian restaurant.