野中美波(のなか・みなみ)

Unicorn Athlete 002 Minami Nonaka

競技に⼈⽣や⻘春を賭けている選⼿たちが、社会から多くのサポートを得られるような「⽂化」を育てていきたい。そういった観点から個にフォーカスをあてる「ユニコーン・アスリート」。
社会人や学生と両立させながら活動するアスリート。マイナースポーツを世に広めようと頑張るアスリート。さまざまな背景や魅⼒を持つ彼らをファッションストーリーでヒモ解いていく。

笑顔が魅力的な野中美波が「KLOSET」を纏って波を追いかけた。

海で過ごす週末。地平線のない埼玉とのギャップを感じ、その世界観にどっぷりとハマっていった。

初めて立てた時、オフ・ザ・リップができた時はとにかく嬉しかった。海に入ってから半年で習得した得意技は、おかあさんに褒められたことがとても印象に残っている。

サーフィンをやっていてよかったと思うのは、新しい技ができたり、いろんな国へ行けたり、試合に勝った時。

近い将来の夢は、サーフィンの最高峰「CTツアー」に入ること。そこで優勝すること。

野中美波(のなか・みなみ)

競技生活が終わったら、静かな田舎町に住みたい。結局日本が一番いいんだとつくづく思うし、小さい頃からずっとツアーを回って、メンタルの部分で辛い思いをしているので、サーフィンが終わったらのんびり暮らしたい。宮崎県とか。

結局いい波があるところになるのかなぁ。

自分がこの先サーフィンで有名になったとしても、みんなにはありのままで接していきたい。常に感謝の気持ちを持って天狗にならないこと。ずっといまのままの自分でいたいし、そうやって思われていたい。

バリとかインドネシアに行くとプラスティックの残骸がすごくて、そういうのを見ると、ゴミを拾って帰るとか、サーファー同士でビーチクリーンをやっている。少しずつだけど、こんな現状をみんなに伝えたい。

サーフィンの魅力はたくさんある。だからこそ、いろんな人にサーフィンのことを知ってもらいたい。自然相手のスポーツなので、どの競技よりも風の影響を受けやすい。いろんな波があって、同じ波は二度と来ない。

そんなかけがえのない瞬間があるからこそ、心から楽しめるんじゃないかと思う。

だから、私はサーフィンを続けている。

profile

野中美波(のなか・みなみ)

2001年8月22日
埼玉県生まれ
血液型:O
好きな食べ物:カレーライス
好きなファッション:ストリート系でシンプルかつかわいいもの
普段のスタイル:黒無地Tシャツ、黒のデニム、スニーカー
得意技:オフ・ザ・リップ
自分自身を表す漢字:「笑」